子供のころは、やがて氷河期が来て地球が寒冷化してしまうといわれていました。
火山活動等により二酸化炭素が大量に排出されて、その微々たる蓄熱効果のお陰で現在温暖な気候が生まれたと知り、奇跡的なバランスの上に我々が生きている、ということに驚いたことがあります。
宮澤賢治の「グスコーブドリの伝記」では、寒波による農作物の危機を、火山を研究していたブドリが、命と引き換えに火山を噴火させて二酸化炭素の力で温暖化させ、人々を救いました。
温暖化を否定的に捉えるようになったのはごく最近のことです。
地球は、過去のサイクルから考えると本来は氷期へのプロセスにあるといわれています。しかし、太陽活動の変化や人間活動の影響等、「未解明の複雑な仕組み」によって、現在、やや温暖化の傾向を見せていると考えられています。(1℃、2℃といった気温の変化は、太陽の気まぐれで簡単に起こりうるからら、何が原因なのかを解明するのはとても難しい。)
実際は、温暖化により多くの国は恩恵を受けるかもしれません。温かければ光合成が活発になることで作物の収量は増加し、実はCO2の吸収も高まるし、居住できる範囲も拡大するからです。
食糧難の時代が迫っている現代において、温暖化は歓迎すべきことという見方もある点は、知っておく必要があります。